「ハートにタッチ」、という曲を聞いて、何か心にグッとくるものがあった。この人、只者ではないような気がした。ものすごく優しいお姉さんのムードがプンプンしているのだ。
そして「想い出の指輪」という曲である。「ハートにタッチ」とは打って変わって歌謡曲の王道路線。こちらがデビュー曲であるのだが。歌唱力メーター振り切っているなと。歌に必要なものがまさにここにある感じ。すべての音に意味があるような、まさに歌のために声があるような、そんな高田橋久子さんの歌、声、才能を見た。
ホリプロスカウトキャラバン1977年、審査員特別賞らしいが、彼女の才能に気づいた審査員のかたに感謝したい。たった4枚のシングル、そして1枚のアルバムしか残さなかった彼女だが、その才能は、同時代に表舞台で売れていった歌手よりもはるかに上だと勝手に思う。
なによりその声には色気があるよね。ある歌手と一緒に歌った動画がyoutubeにあったのだが、その差が実にわかりやすかった。もう一人の歌手は普通のオバさんって感じなのだが、高田橋さんは色気、艶がもうキラキラと輝いていて、これぞまさに歌姫だな、といった感じ。
彼女が売れずに、他の歌手が売れていったことからいえること。それは世間で受け入れらるのは色気のない歌手ということ。色気のありすぎる歌手は日本では受け入れられない。なぜだろう。たしかにハートにタッチという歌を親と一緒に聞くのは恥ずかしいと思う。なにしろその色気がお茶の間には本格的すぎて敬遠されていたのかもしれない。
俺の好きな歌は基本的には親の前では聞くのが恥ずかしい歌が多い。しかし、一人で聞くときに、色気はもっとも大事な要素なのだ。エロ本とかエロい映画と同じである。
俺のなかでは 色気=歌唱力 になっている。
高田橋さんは、ルックスも色っぽいよね。ハートにタッチの、「そっと」、という歌い方もものすごく優しくてセクシー。
さっそくヤフオクで全部ゲットしてしまった。
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